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 はじめに ねこまた園について

ここはBMとDQ4の二次創作を置いてあるサイトです。

二次創作が初めてで、どうすればいいか全然わからないけど
とりあえずBMとDQ4はすごくすごく好きで
その思いを外に出す場があれば、と思って始めました。

まどろっこしい所などあるかと思いますが、どうぞよしなに。
                          2010.4.19  れんげ




■ 更新履歴 ■

2011/02/13 物言わぬ姫君 -序章- 3 upしました。
2011/02/12 物言わぬ姫君 -序章- 2 upしました。
2011/01/30 DQⅣプレイ日記⑧ upしました。
2011/01/29 DQⅣプレイ日記⑦ upしました。
2011/01/16 日々のつぶやき upしました。
2010/12/24 星降る夜に upしました。
2010/12/08 若き宮廷魔導士の恋 第8話 更新しました。
2010/12/04 「千の夜をあなたと過ごした」 千ヒット御礼 upしました。

■ カテゴリ ■
二次創作のみ目次をまとめます。
それ以外は右のメニュー「カテゴリ」からどうぞ。

0 日々のつぶやき
1 BM 徒然語り
2 BM 二次創作
3 DQ4 徒然語り
4 DQ4 二次創作
5 その他
6 いただいたお話し

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 DQ4 二次創作

DQ4(クリアリ中心)二次創作置き場 

■□■ 冒険前 ■□■

春はあけぼの  物語も恋する気持ちも始まる前。 ほのかにクリアリです。

物言わぬ姫君 -序章-
   2011/02/12 3更新
           サントハイムを振りかかった大いなる災厄。
           その事件を解くきっかけとなった、ちいさな事件。
           (オリジナル設定があります)


■□■ 冒険中 ■□■

第二章

役割分担     戦闘における役割分担。
           まだ神官クリフトは戦闘に慣れることができないようです。


第二章-第五章(二章終了後、五章で旅の仲間と出会う前)

秘密の花園 - la Campanella -
        ラスト
 2010/07/05完結
           物語の舞台は世界へ。
           ある意味かねてからの王女の希望は叶ったけれど
           大きなものを背負っての行方の知れない旅になってしまった。
           責任や自分の気持ちに押しつぶされそうな二人が思い出すのは
           懐かしいあの人。
           (オリジナル設定があります)       


第五章

誰も知らない    クリフトのひとり言。思いが募って苦しそうです。

ゆずり葉      アリーナとクリフトをみつめる優しい目線。
            ソロとブライばっか出てます。
            冒険中に交わされただろう会話。   

小雨の降る日の小話
           旅の途中のお話。事件も戦闘もありません。
           移動中の馬車の中で、ガールズトークが繰り広げられます。

あなたの笑顔、それはまるで 2010/12/23up     
           旅の途中のあるひとコマ。
           会話中心です。

星降る夜に 2010/12/24up
           少しずつ近づく距離。
           ささやかな風の音にも紛れてしまう小さな言葉が届くのは
           いつになるのだろう。   


■□■ 冒険後 ■□■

「千の夜をあなたと過ごした」
           眠れない夜、お話しをせがむアリーナ。
           そんな日々を何度過ごしただろうか。
           千ヒット御礼、フリー配布です。
          

■□■ 昔の話 ■□■

若き宮廷魔道士の恋<連載中・12/8 第8話更新>
           導かれし者たちの物語がはじまる、うんと前の時代の話。
           歴史書に残されることはない、小さな恋のお話し。
           (オリジナル設定があります)      

 BM 二次創作

BM(旧BM、ヤマエン中心)二次創作置き場


催涙雨  わたしは織姫。天の川の向こうにいる彼をいつも想っている。



 物言わぬ姫君 -序章- 3

問題はこれからだった。

通用口が破られている事で、賊が侵入した可能性がある。
そう思った警備の青年は城中の鍵を確認してまわった。

すると、通用口以外にも鍵が破られていた。
晩餐会で使う、大広間のカーテンの奥の隠し扉。
厨房から備蓄庫へつながる扉。
貴重な魔法具がしまわれた魔法塔の扉。
探せば探すほど被害が明るみになってくる。

青年は次第に焦りはじた。被害があってはいけない領域の鍵も壊されていたからだ。
それはすなわち王族の住まう城館。

使用人たちも滅多に使わない北側の小部屋、その扉が壊されていた。

青年は恐怖した。
いまこの瞬間にも、王の命を狙われているかもしれない。
上官に報告すべく、詰め所に戻ろうと走り出した。

しかし走りながらも拭えない違和感がまとわりつく。
なんだろうなんだろう…考えるうちに詰め所にたどり着き、ドアを開けようとして気がついた。


城外へつながる通用口、大広間の隠し扉…外へつながる扉すべてが、内側から破られていたのだ。
外へつながらないにしても大事な物がおいてあった備蓄庫や魔法塔も、鍵が壊されていただけで盗難にあった様子もない。

これはどういうことだ。
内側から破られたということは、犯人はすでに侵入に成功していて、逃走のために扉を破ったということか。
もしそうでないとしたら、もう一つ可能性として残るのは…

考えながらも青年の手は、扉の取っ手を引いていた。



ギィィ…

詰め所の扉には鍵がかかっていないから、魔法力を込めなくても簡単に青年を招き入れた。

「どうした。
 お前、顔色が悪いぞ」

中にいた兵士が声をかける。
巡回中のはずの時間に戻ってきたことも、気になっているようだ。
その場に立ったままの青年にさらに声をかけた。

「どうしたんだ?」
「あ…、あぁ。
 なんでもない。なんでもないんだよ。
 そっちは何事もなかったか?」
「え?  …ああ。これと言っておかしな報告はないが。」
「何も起きてないのか?」
「なんだよ、さっき言っただろ。
 お前こそ大丈夫なのか?」
「何もないよ。もう一度巡回に行ってくる。」


そう言うと、青年は教会の一室を目指した。
そこには青年の気の許せる友人であり、
明晰な頭脳で今回の一件を解明してくれるであろう者が眠っているはずだ。



 * * *  * * *  * * *

お互いに立ったままで青年の話を聞き終わると、クリフトは腕を組んで右手をあごに添えた。

「…なるほど。」
「どう思う?」

兵士の青年は、一歩踏み出した。
兵士詰め所では何もないと言ったものの、
もしかしたらこうしている間にも王城深くに賊が入り込んでいるかもしれない。
青年は答えを出してくれるのをじりじりと待った。

「…つまりあなたは、内通者の可能性を考えたんですね?」

「やっぱり君もそう思うか。
 もし内通者がいたら、今ヘタに騒ぐと逆効果かもしれない。」

「そうですね。
 今はまだ鍵を壊しただけですが、気づかれたとなればさらに手口が巧妙になるかもしれません。
 それに、とても言いにくい事ですが… その内通者が兵士の誰かと通じているとすれば、
 扉が破られているのに気づいたあなたに口封じをしてくるかもしれませんね。」

「兵士の誰かが裏切ってるって言うのか!?」

自分の誇りを疑われたことに、青年は憤った。
サントハイムの兵士たちはみな、王を城を、そして国を主として忠誠を誓っている。
そんな仲間たちが誇りであり、自分もその一員であることが嬉しかった。

「サントハイムの城を守る人間にそんな者はいない」

「疑っているわけではありませんよ。
 状況から見て可能性があると言っているだけです。
 どちらにしても、情報を整理する必要がありますね。」

顔色も変えずにクリフトは青年に背中を向けて目をつぶり、集中した。

クリフトの背中ごしに窓が見える。
遠くの空が明るくなり始めていた。
窓から入る淡い明かりが、夜の闇を退けていく。

その明かりにクリフトの蒼い髪が映える。
その色はやがてやってくる朝、そして青空を思わせた。




物言わぬ姫君 -序章- 4へ

 物言わぬ姫君 -序章- 2

夜警中の青年は語りはじめた。

見たことと感じたことをしっかりと分けてある。
状況報告をし慣れているのであろう。


サントハイム城内を警備していて、おかしな所があったという。

最初は城外に出る通用口だった。
魔法で閉じられた鍵が開いていた。
正確に言うとこじ開けられていたのだという。


 * * * * * * *



サントハイムの民はみな魔法力を持っている。

魔法力を呪文に乗せて 具体化できる魔法使いや神官たちほど大きな力はないが、
体に手をかざして魔法力で不調を探ったり、
という事は小さな子どもでも出来た。

それを応用したのが魔法力を使った扉の施錠である。
扉は魔法力に反応する石で閉じられていて
簡単な扉は取っ手を握って魔法力を通すだけで解除できた。

例えば、家の鍵は印を結んで魔法力を込め、取っ手をまわす事で開けられる。
その印は家族ごとに違うから誰にでも開けられるわけではない。
城や宝箱の鍵もそれ専用の印を結ぶことで開けられる。
もちろん鍵となる印は難しくなるし魔法力も多く必要になってくるから
民家よりセキュリティーレベルは上がる。

印を知らなくても、強制解除の呪文や魔法の鍵で開けることが出来なくもないが、
本来は開ける権利がない者が無理やり開けるのは、やはり非常事態に限られていて、禁呪に近かった。


そんな事情から考えると、サントハイム城の通用口を壊して押し入ったのは、
もともと中に入る権利のない者(=通用口の扉を解除する印を知らない者)の仕業と思えた。



物言わぬ姫君 -序章- 3へ

Material by 青の朝陽と黄の柘榴/Template by Ophelia
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